岩手県眼科医会｜岩手県眼科医会について（令和6年度）

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ご挨拶

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これからの岩手県の眼科医療

岩手県眼科医会
会長　髙橋俊明

　令和6年4月から会長に就任いたしました。岩手県民へ眼科医療が十分に行き届きますよう、会員とともに日々の診療を通じて貢献して参りたいと思います。
　簡単に自己紹介させていただきます。昭和60年（1985年）岩手医科大学（医大）を卒業後、同大眼科学教室に入局し、眼科臨床を研鑽してまいりました。その後何回か岩手県を離れた時期もありますが、平成22年（2010年）盛岡市本宮のタカヤアリーナ前にクリニックを開院し、現在に至っております。
　岩手県眼科医会は令和6年4月現在、会員数107名の岩手県内眼科医の集まりです。このうち診療所開設が48人、病院あるいは診療所勤務が24人、医大眼科所属が36人です。所属は医大でも県内外の県立病院等に常勤医、定期的な出張医師として勤務している先生方も多数おります。
　診療所は盛岡とその周辺地域で25施設あるのに対し、沿岸部全体で6施設しかないといった不均衡があります。盛岡市への医師の偏在は眼科に限ったことではありませんが、各診療所の院長も高齢化が進んでおり、将来的には眼科の空白地域が拡大する恐れがあります。診療所がない地域でも、県立病院の眼科に医大眼科から医師が派遣されており、カバーされている地域があります。残念ながら最近は医大眼科に入局する新人が減少しており、今年から始まった“医師の働き方改革”と相まって県立病院への派遣が縮小されることも考えていかなければなりません。医大入学試験時の地域枠制度の効果で、卒業後県内に残る医師数は増えてきていると聞いております。その中から眼科医を目指す学生が一人でも増えることを願う次第です。
　眼科は設備が整っていれば、かなり高レベルな診断を医師一人でも行うことができる診療科です。また白内障、緑内障、加齢黄斑変性症といったよく耳にする疾患に対して、技術の進歩や機器の発達により相当な部分を診療所でも治療できるようになっております。
　最近実感していることですが、団塊の世代が後期高齢者の年齢になり明らかに白内障手術の希望者が増えています。大半の方が運転免許証の更新を間近に控え、教習所の検査で視力低下を指摘されたり、眼鏡店にメガネの更新に行ったら視力が出ないことを告げられ慌てて受診されるケースが目立ちます。免許更新期限まで1か月もない方もおられます。白内障手術を行っている診療所はそれなりにありますがどこも予約が入っており、早急な対応をできない場合もありますので、視力に自信がない方はもちろん、自信がある方でも免許更新日の半年前には眼科受診を心がけてくださいますようお願いします。
　診断、治療の面で各診療所の特性はありますが、いずれもレベルが高いという眼科の特性を最大限発揮して、この広い岩手県の県民の皆様に眼科医療をお届けできますよう、会員とともに進めていきたいと思います。

（令和６年５月）

令和6年度岩手県眼科医会役員名簿


会　長	：	髙橋俊明
副会長	：	髙橋和博、清野雅子、佐々木克哉
総務部	：	◎木村桂、及川拓、西田泰典、玉田邦房
経理部	：	◎加藤千晶、髙橋公美、江川勲
学術部	：	◎早坂朗、髙橋公美、遠藤朋子、藤原貴光、北條昌芳、　谷藤典子、石部禎、小笠原聡
勤務医部	：	◎佐々木克哉、及川拓、西田泰典
健保部	：	◎北條昌芳、木澤純也
学校保健部	：	◎石部禎、藤田聡
医療対策部	：	◎藤原貴光、北条昌芳
公衆衛生部	：	◎菅原剛、早坂朗
福祉厚生部	：	◎宮本博之、早坂朗、西田泰典
広報部	：	◎谷藤典子、小山田紘
保険診療部	：	◎吉田憲史、玉田邦房
監　事	：	松田恭一　朝倉章子

◎は部長、常任理事会は会長、副会長、各部長、監事の他、医大医局長とする。

議　長	：	小笠原孝祐
副議長	：	桑島研一
顧　問	：	黒坂大次郎、谷藤泰寛、近藤駿、森敏郎
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東北眼科医会連合会
副会長	：	髙橋俊明
常任理事	：	髙橋和博
理　事	：	清野雅子
審査委員・健保担当	：	朝倉章子、北條昌芳
勤務医委員	：	佐々木克哉
乳幼児・学校保健委員	：	石部禎
医療対策委員	：	藤原貴光
公衆衛生委員	：	菅原剛
ダイバーシティ推進委員	：	加藤千晶
災害対策委員	：	菅原剛
監　事	：	近藤駿

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公益社団法人日本眼科医会
代議員	：	谷藤典子
予備代議員	：	早坂朗
東北ブロック勤務医委員長	：	及川拓
社会保険委員	：	朝倉章子